福岡 グラフィック つなぐデザイン アートディレクター森下かづこ





RA・KU・GO

2014. 08. 31


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今年の『博多天神落語まつり』のプログラムを見たとき、
体中の血が “ドクンっ” とおおきく波打つのがわかりました。


ここ福岡では秋にとても大きな落語イベントが毎年開催されています

『博多天神落語まつり』
日本最大級の規模の落語まつりです。



わたしは
ズバっと2公演のチケットをとりました。

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この2公演の出演者がすごいんですもの。
個人的に。
大好物のオンパレードです。


●柳家花緑さん
●立川志の輔さん

わたしの中のツートップが同じ会に出演!
しかも

柳家喬太郎さん、林家たい平さん
三遊亭白鳥さん、三遊亭歌之介さん…

という大好きラインナップも勢揃い。

信じられない。 うそです、信じてます。

この2公演のチケットは、もちろん完売していますが(さすが)
他にもまだ発売中の公演があります。
寄席小屋のない福岡で、一度の公演でこんなにたくさんの方の噺がきける
この落語まつりは、かなりオススメです。





落語をたのしむのはご年配の方が多いですが
わたしは、それがちょっとフシギに感じていました。


そのことについて、
立川志の輔さんがお話しされていたことが
わたしにとっては目からウロコでした。

かんたんに言うと…

“ 落語とはつきつめると、すべて「人間の業」である。
だから、人生経験がある人ほうが自分の経験と照らし合わせて
よりたのしめるのだ。

たとえば、有名な「寿限無」という噺は
子どもが聞くと、ただ長すぎる名前が言葉遊び的におもしろいだけだけど、
物語の本質は、子どもの長寿を願う親の愛だったりするのだ。

と。








落語とは。


何にもないけど、なんでもできる(立川志の輔)


座布団一枚の宇宙(柳家花緑)












とはいえ、わたしも落語全てがだいすきではなかったりもします。
じつのところ、
苦手な落語家さんというのもけっこういたりするんです。
そういうのも、含めてオモシロイのです。



















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REE CHERIE

2014. 08. 25



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ネイルスクール リー・シェリさんのスクールパンフレットが完成しました。
女性がバッグに入れることができるように、とB5サイズのパンフにしました。

ご要望として、
●写真は大きく見せたい。
●ゆったりとしたページもつくりたい。

しかし、掲載したい原稿とページパランスを考えると
どうしても、ぎゅーぎゅーになってしまうなあ、、とおもっていたところ、


先生のごあいさつ文が、わたしの気持ちにドキュンときまして、
これは! この真摯なメッセージを、パンフレットの中に
窮屈におさめてしまうのは、もったいない! とおもい
ハトロン紙で別に印刷し、「お手紙」としてパンフにそえることにしました。


ピンチな状況から逆に
大事なメッセージを目立たせること、
パンフのスペースにゆとりをもたせること

というふたつのプラスが生まれました。

先生のすばらしい言葉と、ご理解により
パンフレットの制作費だけの予算で、なんとかお手紙まで
制作することができました。


教室内も現在では、かわいい机も配置され、さらにすてきになり、
最近すっかり忘れられぎみの、わたしの乙女ごころもキュンキュンします。



どうか、このパンフがネイリストを志す方々
後押しする力となりますように。


















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麦スカッシュ

2014. 08. 13




すでにシーズン4をむかえました「孤独のグルメ」
わたしもご多忙にもれず、大ファンです。


松重豊さんのひかえめなたたずまいと大胆なたべっぷり。
おいしいモノにであったときのこころの叫びが中毒になりますね。

もう、「笑点みたいにずっとつづいてほしいです。



本編とおなじくらい好きなのが
番組最後の「ふらっとQUSUMI」のコーナー。

原作者の方が、番組で使われたお店で実際に食べてみるという。


わたしが好きなのは、この久住さんの飲みっぷり。
この方、ほんとーにおいしそうにお酒飲むんだもの。
撮影中なのにガンガンお酒のんじゃうところが、いい。

五郎さん風に言うと、まさに 「のんちゃん、べーちゃん」です。


そして、久住さんのお酒類の呼び名が秀逸です。

●ビール = 麦スカッシュ
●ワイン = ブドウジュース
●日本酒 = 井戸水



わたしは、井戸水はあまり飲めないのですが、
麦スカッシュとブドウジュースは大好きです。



















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人には伝わらないかもしれない苦手なもの

2014. 08. 09



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扇風機の首振り機能が苦手なんです。

きっと、この機能は
開発者の方の扇風機を使う人への思いやりや
より自然の風にちかいものを…というやさしさから
うまれたものなんじゃないかなあ、とはおもうのです。


だけど、わたしは
首振り機能で扇風機をつかうと
何をしていようが、ずーーーーーーーーーーーっと
風の行く先を意識で追ってしまうのです。

それで、なんだか疲れてぐったりしちゃって、
そっと扇風機のスイッチを切ります…
はふ〜…


夏は、もっぱら扇風機にもてあそばれています。


















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いんぐりっしゅ

2014. 08. 07





いまさらながらではありますが。
英語を勉強しはじめることにしました。


日常会話なんてできなくてもいい。
TOEFLやTOEICを受験しようというわけでもない。
読み書きはしない。


目標はただ1つ。
「海外を旅するのに困らないだけの英会話」

ただ、それだけです。



















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思いっきり泣く

2014. 07. 17





昨日、ラジオからさだまさしさんの曲が流れてきて。

たしか、それがちょっとおもしろい詩だったもので、
もう一回聞いてみたくて、YouTubeで検索していました。

その途中、指揮者の佐渡裕さんのオーケストラと
共演されている曲に目がとまり、
再生。。。 




自分でも、びっくりしたのですが、
聴きながら涙がボロボロボロボロでてきました。

真っ昼間っから仕事しながら
おいおいと泣いてしまいました。


それは 「風に立つライオン」 という曲でした。



さだまさしさんを仕事のBGMにしようなんて、
わたしには100年早かったようです、笑。

気持ちをゆさぶられすぎて、
仕事がちっともはかどりませんでした。。。

















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舞台「海辺のカフカ」

2014. 07. 12



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以下は、ものすごーーーくかたよった個人的な感想です。

あと、原作の内容を知りたくない方は
読まない方がイイです。



ふー。


めいっぱい言い訳したところで
本題にはいります。

今日、舞台「海辺のカフカ」をみました。
みてしまいました。

わたしにとって、村上作品はとっても大事なものなので、
原作にした他の作品などは基本、みない。 と決めてます。
なのに、みてしまいました。

舞台「海辺のカフカ」


なぜみちゃったかというと、
宮沢りえさんが出演されていたからです。



わたしが唯一みた、村上作品原作の映画「トニー滝谷」の
ヒロインが宮沢りえさんでした。
(「トニー滝谷」は短編だからいいかな? とおもって気軽に見たのですが)
これが、ほんとーーーーーーーーーーーーにすばらしくって。

「トニー滝谷」では村上作品の “孤独” がかんじられました。



いつもだったら「海辺のカフカ」みたいな長編作品の舞台なんて
みないはずなのですが、
宮沢りえさんが出演されるなら、もしかして… と
「トニー滝谷」の面影を追いかけてしまったのですが。



結論からいうと、やっぱり村上作品が原作のものは
みちゃいけないな、と再確認しました。 

映画「トニー滝谷」はほんとうに、特別だったんだなあ。。。



以下、舞台「海辺のカフカ」で気になった点をいくつか。

1)ジョニーウォーカーはキツい
ジョニーウォーカーの存在とか、ネコを殺していく場面は
そのままやっちゃうと、ただのコスプレ好きの変質者にみえた。



2)後半はしょりすぎ
前半はすごく詳細にすすむのに、
後半は、びっくりするぐらい駆け足ですすみました。
ただの近親相姦ラブストーリーみたいになっちゃってました。



3)大公トリオ
個人的に大好きな、ホシノさんが大公トリオへの理解を深めていくシーンが
まったく出てきませんでした。がっかり。



4)佐伯さん生きてる?
わたしの見過ごしでなければ、劇中で佐伯さんが亡くなったことを表すシーンがなかったような。。。
(ナカタさんにこの世界にいられませんよ、とは言われてましたが)
なので、ラストでいきなり森の中に現れた佐伯さんが
普通に森に来た人にみえて。
兵隊が連れて行った先がどこなのかという説明もなし。
森の中の不思議な街での出来事もカット。
森とカフカの関係性もなし。
いきなり抱き合う、カフカ少年と佐伯さん。
んー。。。  



5)森に行く意味
他のセットをあんなに作り込むなら、山小屋をちゃんとつくってほしかったなあ。
山小屋での場面ほぼなし。
ナカタさんが子どもの頃にそこなわれた森と、カフカ少年がたどりついた森が
同じである(かもしれない)という説明もなかったような。
カフカが森に行く意味が感じられなかった。
ただの逃亡先。



6)開けたら閉めようよ
なによりも、いちばん、びっくりしたのは
入り口の石を閉めずに物語がおわったこと。
ナカタさんの口からでてくる何かと戦うホシノさんを
どうやって表現するんだろー? とおもってましたが、
まさか、すっとばされるとはおもってませんでした。
だもんで、ますます、近親相姦ラブストーリー色が色濃くなりました。
ホシノちゃん、活躍せず。。。ちーん。。。







物語の幕が降り、役者さんが舞台に並びごあいさつ。
会場中がスタンディングオベーション。



? …スタンディングオベーション??

ほんとに??



…わたしは立てなかったなあ。

いい舞台と思えなかったから。。。


かんじ方はひとそれぞれ、かな。























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「d47落語」in福岡

2014. 07. 07





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ででん。

中央は、落語家
柳家花緑師匠です。


左の美人は友だちです。
右の緊張しすぎて、ぜんぜん笑えてない人はわたしです。
だって、大ファンの花緑師匠が背中に手をそえてくださっているもんだから…
もう、ガチガチに緊張してました。本番に弱いタイプです。


しかも。

この写真のなにがすごいかって、
シャッターを押してくださっているのは、
デザイナーのナガオカケンメイさんなのです。

なんで、一緒に写ってくださいっていえなかったんだろう。
わたしのバカバカ。





さて、この写真は、先日北九州芸術劇場で開催された
D&DEPARTMENT PROJECT主催「d47 落語会」での一枚です。

各県をテーマにした新作落語をひっさげて、
13年かけて47都道府県すべてまわるそうです。
すごいなあ。
ながいなあ。



会場入口で、花緑師匠とナガオカケンメイさんが
みなさんを出迎えて、気さくに握手や撮影に応じてくださいました。


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↑会場でもらった「d47 落語会」スタンプラリー。
花緑師匠、自らハンコを押してくださいます。
これ、47県分全部埋まる人って… いたらすごいな。




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この日の演目です↑


1席目。
古典の笠碁は、花緑さんが演じられるのを見るのは2回目です。
ストーリーもオチもわかってるのに、やっぱり笑っちゃう。。。
強情なおじいさんが、仲直りをあれこれとシュミレーションする場面が
わたしはとくに好きです。



2席目。
福岡県をテーマにした新作落語 「めんたい俥(くるま)」 は
門司港駅の前で、人力車にのったサラリーマンが
いろんな時代の福岡県にタイムスリップする噺。

花緑師匠が挑戦してらっしゃる「同時代落語」というスタイルで
洋服にイスという出で立ちで上演されました。
そしてタイムスリップするシーンの花緑師匠の汗だくの(笑)演出に
会場から思わず拍手が湧いていました!



最後のトークショーは
正直、落語のオマケみたいに考えていたのですが(スミマセン…)
すっごくおもしろかったです。

ナガオカケンメイさんが、北九州の情報誌「雲のうえ」
クオリティーの高さをほめてくださったのが、
(自分が作ったわけでもないのに)北九州市出身者としてはうれしかったです。



もーーーーーーーーーーのすごく
たのしかったです。


おわり。






(写真は主催者の方へ掲載許可をいただいています。
 ありがとうございます。大切にします。)


















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