福岡 グラフィック つなぐデザイン アートディレクター森下かづこ






第十七回美案寄席 柳家花緑さん

2013. 08. 31



いままでは、とくに誰かのファンとうわけではなかった落語ですが、
本日より、柳家花緑さんのファンになりました。 もう、ズバっと!


そんな、人を一瞬で恋におとしてしまう
「第十七回美案寄席 柳家花緑」独演会に行ってきました。


とにもかくにも魅力的なお方でした。


会場を巻きこむパワーがすごいし、
花緑さん自身が、落語だいすき!俺たのしー!という
プラスのオーラ(?)をまとったようなチャーミングな方でした。
だれもが好きにならずにいられないような、可愛らしい人。
(って年上の男性に可愛らしいは失礼かもしれませんが)


そしてなにより、純粋に噺がおもしろい!
登場人物の演じ分けもわかりやすくて、
おとぼけキャラはほんとうに、あめ玉あげたくなるような愛すべきおバカちゃんだし、
おかみさんは、ああ、こういう女の人いるいる…というような悪女だし、笑。

顔中の筋肉が自習自在にうごいて、一瞬でいろんな人物に変身し、
そこに無いはずの場面(風景)が見えてきます。
これね、ほんとうに見えるんですよ。すごいことに。


こまやかな仕草が盛りだくさんで、これでもか!と笑いをさそうし、
わたしは大口開けてケタケタ笑いっぱなしでした。


落語をじいちゃんとばあちゃんだけの娯楽だとおもってる方は
それ、大きなまちがいですよ。



IMG_4151.jpg

本日の寄席の会場は、なんと自宅から徒歩10分くらいの場所にある
警固の森本能舞台というところでした。

こんな、近所に能舞台があるなんてしらなかった−。
ぱっと見、ほとんど民家だし。

でも、なかにはいったら…

IMG_4147.JPG

とてもすてきな空間。立派な舞台。
わたしは、遅れて入ったのに前から2列目に座れました。

IMG_4150.jpg

本日の演目。

「ラッキーの作り方」は花緑さんの近況をまじえた
長い枕だったのですが、すごくイイ話でした。
自分から積極的におもしろがる というのは、よく耳にすることですが、
“大事な場面では、まわりの環境や偶然も味方する” という話しが印象的でした。


「天狗裁き」は、はじめて見る演目でしたが、オチが予想外でおもしろかったー!
天狗がなんだか可愛いし。


「紺屋高尾」はすきな演目だったので、うれしかったなあ。
花緑さんの小ネタがおもしろくて。
そして高尾への告白シーンは、目頭がじーんとしました。
ええはなしや…。


わたし、落語がすきになってよかった。


本日の良いこと
自宅の近くにこんなすてきな舞台があるって知ったこと。
お気に入りの落語家さんができたこと。











iconpagetop.jpg






大人はたのしい

2013. 08. 18



miyuki.jpg

今日はイムズホールに畠山美由紀さんのライブを聴きに行きました

ギター、ピアノ、チェロ、コーラス、ボーカル。
舞台には、大人が5人。


もう、言葉にできないほどすばらしかったです。

わたしはあまりのすばらしさに感極まってしまって、
涙が出てしまいました。(はなみずも少々…)


畠山美由紀さん。とても美しかった。
美人ってだけじゃない、内から放たれるような美しさだった。


個人的にはチェロの音色が好きなので、
とくに耳をかたむけて聴きました。

畠山美由紀さんが
「官能的と言っても良いような音色」とおっしゃっていましたが、

ほんとうに、腰が砕けてしまいそうな演奏でした。



終演後、すっかりテンションが上がったところで、
一緒に行った友だちとテラスのあるお店に行き、
キリッと冷えた白ワインをひたいに汗しながらごきげんに飲みました。

バニラアイスみたいな月がぽかっと浮かんだ夜でした。


ああ… わたし、大人になってよかったなあ〜。









iconpagetop.jpg






今日の良いこと

2013. 08. 16




わたしがコーヒー豆を買っているカフェのご主人。


今までは
「豆はひきますか?」とわたしにたずねてくださっていましたが、


今日は
「豆はひかなくてもよかったですよね?」でした。


寡黙な雰囲気のダンディーなご主人。

こういうのって、すごくうれしいのです。











iconpagetop.jpg












動く自分

2013. 08. 12



IMG_4117.jpg

おとつい。何人かでごきげんにビールでも飲みながら
トイカメラで撮影したりされたりしてあそんでいました。

そして昨日の朝、起きて。
映っている自分をみて愕然としました…。


…んな!?


なに?あれわたしなの?
あんなしゃべりかた? 
ていうか顔へん!声もへん!
落ちつきない!

と、と、と、とにかく無理!!!


…耐えきれず、思わず再生を止めました。はあはあ…。


映像の自分は、おもってた自分とぜんぜんちがいました。
すさまじい破壊力でした。
昨日は休日でしたが、
映像でみた自分のショックで一日ぐったりしていました。

あんなへんな顔と動きで、今までみんなと会っていたなんて…と
真剣に凹みました。




しかし。
ちがう目線からかんがえると、
今までおつきあいしたボーイフレンドなどは、
よく、こんなわたしと一緒にいたなー… と感動さえしてしまいました。

『中身がよかったんだよ』ということだったら、
それはそれで、微妙なきもちですが。



とにかく。
これからは、へんなクセや気になるところを
直していこうとおもいました。

動く自分の映像は、まちがいなく今年ナンバーワンのショックな出来事でしたが、
自分を見つめ直すキッカケになったことは、結果よいことでした。


おわり。













iconpagetop.jpg













座布団の上の芸術

2013. 08. 04



今日は落語を聞きに行ってきました。

第七回博多・天神落語まつりプレイベント
「秋まで待てない落語会」。
[出演]三遊亭円楽 / 立川談春 / 柳家花緑 / 桂米團治

IMG_4066のコピー.jpg

写真は今日の出演者のひとり柳家花緑さんの次の寄席のチラシ。



わたしが、落語で一番すきなトコロは空気が変わる瞬間です。

前の噺家の笑いの余韻がのこる客席を、次の噺家が自分の世界に引き込む瞬間

枕から本題にいつのまにかはいっちゃう瞬間


上手い方々の噺は、
」であると同時に芸術だなあ、と胸がキューーーーーっとします。
あ、いえいえ。病気ではありません。
ときめきているのです。
人間力の大きさをビシバシ感じます。たまりまへん。



ああ、チラシの花緑さんの寄席、行きたいなあ。
能舞台で落語なんて、すてきに決まってる。

けど、誰かに「一緒に落語にいきませんか」と言うのは
チョット勇気がいったりもするのです。

かなりの確率で「落語?」って聞き返されるので。


日本人に生まれて落語を知らずに一生を終えちゃうのは
もったいないです。

だから、みなさん。
勇気を出してわたしに「一緒に落語にいきませんか」と言ってみてはどうでしょうか。
てへ。









iconpagetop.jpg
















スーパーのアイス売り場から花火会場へ

2013. 08. 01



IMG_4061.jpg

まことにありがたいことに昨日・おとついと
ほぼ徹夜作業のような日が2日つづき、
今日こそは! ねむるぞ! と朝から気合いをいれておりました。


夕方、いつもよりはやめに仕事をきりあげました。

そして、今夜のおやつのために、
真剣にスーパーのアイス売り場でアイスを選んでいると、
ともだちにばったり会いました。


今日は、大濠の花火大会で、
お客さんの会社の方が、とても良い場所を確保しているらしく
そこへ今からいくとのこと。


一緒にいく? 

うん。いく。


そして急遽、大堀公園へ。

公園へいくと、人人人……


しかし、友だちとお客さんである会社の方たちのおかげで
最前列のブルーシートでゆったりと花火をみることができました。

ビール、花火、ビール、花火、おにぎり、ビール、から揚げ、ビール、ビール、花火、花火、花火…。



ドラマだとしたら「そんなできすぎた偶然ないってー」と
というくらいのタイミングで、わたしを花火へつれていってくれたともだちに感謝。


あんなにおいしいビール、なかなかないです。

ベッドへまっしぐらな1日が、すてきな1日になりました。とさ。










iconpagetop.jpg











スカイプの会

2013. 07. 21



IMG_3962.JPG

今週末はスペインとイタリアに留学中の友だちと、
われわれ日本チームでスカイプ会をしました。

地球の裏側にいるような人と
まるで、となりにいるようにはなしができるって
純粋にすごいとおもいました。

そして、顔をみてはなしができて、
とてもうれしかったです。




けど、個人的には、、、
いつでもどこでもつながっているよりは、
会えないさみしさや、
しめつめられるような孤独感がおしえてくれる
大事なものというのが、たくさんあるとおもっています。


たけど、やっぱり、
だいすきなみんなの顔がみれるのはうれしいのであります。

IMG_3965.jpg
イタリア・ひょっとこ・スペイン








iconpagetop.jpg
















また逢おうと竜馬は言った

2013. 07. 06




今日は福岡大学の演劇部の舞台をみにいってきました

キャラメルボックスという劇団の
「また逢おうと竜馬は言った」という演目が上演されました。


この演目は3年前に東京で本家の舞台をみたコトがあり、
いままで、なんども再演されている
とても人気がある舞台です。



そして福大の方たちの演じる「また逢おうと竜馬は言った」は、、、

すごくよかったです。


ちょっと、最近かんじている
個人的なモヤモヤに一石を投じるような、、、なんというか。

演じているみなさんの 「届けーー!!!」っていう
素直なおもいが客席に伝わるような、とてもいい舞台でした。


最初は本家の劇団とくらべてみたりもしていたのですが、
なんというか… そういう見方はフェアじゃない(?)ような
気がしてきて。


後半は、自然に物語に引き込まれて
こころからたのしむことができました。


人の真剣さのようなものがビンビン伝わって。
やっぱり、舞台っていいなあ。










iconpagetop.jpg











ヤムウンセンの軌跡

2013. 07. 04




この夏、ハマッた食べ物
ヤムウンセン(タイの春雨サラダ)です。



完成型への道のりをメモしておこうと思います。

第1回目。
01.jpg

はじめてのナンプラーにびびりつつも完成。
(あ、手前のタマネギがちゃんと切れてない)
おいしい、けど…。
なんーかパンチがない。
レモン汁をポッカレモンにしたのがやっぱりダメだったかな。

あと、はじめて買ったメーカーの春雨がふにゃっとふやける。




こりずに第2回目。
02.jpg

レモンをちゃんとしぼって入れたところ、大正解。
材料を1回目より小さめに切ったので、食べやすいけど、
見た目は1回目のほうがいいのかも。

エビを小さく切ると、つまんない見た目になるらしい。
春雨はマロニーちゃんに変更。
庶民の味方。バンザイマロニーちゃん。



まさかの第3回目。
03.jpg

3回作ってみて。
自宅で作るには、セロリとレモン汁のおいしさが
味をおおきく左右する(ような)気がします。

あと、春雨のコシかな…。

レシピにはピーナッツをいれるとありましたが、
個人的にはカシューナッツが好みです。
分量の2倍くらいモッサリいれて、香ばしいサラダになります。






そして、この3回にわたるヤムウンセンへの挑戦は
なんと、3日連続のできごとです。

1回作るとボールに満タンできてしまうので、
冗談抜きで、この3日間はコレ以外たべてない気がします。



…健康的な気もしますが、
精神的に不健康な感じもしなくはないです。
へへ。


ヤムウンセンおいしいなあ。













iconpagetop.jpg








すごい人について

2013. 07. 02




わたしは、ほぼ日刊イトイ新聞というサイトの
「今日のダーリン」という

“糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの

よく読んでいます。

よっぽどのことがない限り毎日。



そして、内容のおもしろさにも感じるモノがあるのですが、
なによりも、
文章そのものが読みやすく、いつもやさしくて
脳にふわーっと自然に入ってきます。


漢字やかなやのまじり具合とか、
ぱっと文章全体をみたときの印象とか、、、
すごくやさしい。

ただただ、わかりやすい。


すごい人というのは、
自分をすごく見せない人、なのかな、と

「今日のダーリン」を読むと、いつもおもいます。










iconpagetop.jpg






金と土と日と

2013. 07. 01




金曜日。
ディレクターをしてる友達が声をかけてくれて、
カメラマンさんやデザイナーさんとベトナム料理屋さんへいきました。

はじめて集まる顔合わせだったのに、

気のおけない友達みたいな空気で
びっくりするくらい笑いっぱなしの飲み会でした。

あー、よく笑った。
みんなやさしい。





土曜日。
フリーランスの仲間の友達と串揚げ屋さんにいきました。

年に1〜2回気が向いたときにふらっと会って、
いろんな話しをしたり、話しをしないで飲んだり食べたりします。


イイ物はイイ、ダメなものはダメと、ずけずけと物言う彼に、
そのときは「ふーん」なんて言ったりしてますが、

ほんとうは、そういうブレのない姿勢にあこがれています。





日曜日。
母と一緒に天神でぶらぶらと買い物。

わたしがロゴデザインさせてもらったお店の前を通ると
「記念に写真を撮る」という母。

いやいや、はずかしいから、、、と勘弁してもらう。

母とはありがたいものだなあ。









iconpagetop.jpg